りんごの芯

思いついた事感じた事を言葉に ショートストーリーにしています。

命日

今日は私の大切な人の命日でした。

まだいなくなって1年しか経ってないけれど

1年はあっという間で悲しみはまだ色濃く残っている

 

1人だとしんどかったので合宿から帰る時間にご飯の約束をし

一人の時間を避けていたけれど

結局今日は1日心ここに在らずって感じで終わりを迎えている

 

人が一人いなくなるだけなのに

それはとてつもなく破壊力があって

私の心も粉々になっている

まだ22歳だけれども色んなことがありすぎて

心がもたない

 

疲れてしまった

 

それでも

 

私を置いて死んでいってしまった祖父母、友人、大切な人、恩師達のために

 

私は いきなければいけない

いろんな人の命日を迎えるたびに

 

私は生きているということを思い知らされる

 

命日がいつか悲しみのどん底に落ちる日ではなくなる日が来ると信じ私はまた歩き出す

 

手作りケーキ

誕生日とクリスマスが何より好きだった

ケーキを食べれるから

 

小さい頃の写真にも片手に肉を持ってケーキを鷲掴みして食べてる写真がある

泣きになくしご飯も食べないからお姉ちゃんの誕生日なのにいち早くケーキを食べていたそうな…

 

それぐらいにケーキが好きだったのは

甘いから…だけではない お母さんが作ってくれるケーキが特別だったからだと思う

 

ケーキの飾り付けはお菓子の小枝とアポロとマーブルチョコ

どれも不格好な生クリームの上にちょこんと乗っていた

余ったお菓子はもちろん私の胃の中

 

お母さんの目を盗んで冷蔵庫にしまわれたケーキからアポロを取って食べたり生クリームを舐めてみたり…

 

ケーキというとそんな記憶がある

 

だから何となく

明日作ってみようと材料買ってきた

妙にワクワク!

でも一人で5号のケーキはきつい!!

 

6畳の私の世界

6畳にすっぽりと埋まっている私の世界

全ては私に必要なもの

ベットにバーテーブルに本棚と所々に置かれている本達

歯磨きをしながら部屋を見渡す

 

なんだか違和感を感じる

ぱっと目に留まったのはサイドテーブルの上に置かれていたLARK1ミリの箱

白いサイドテーブルに白い箱普通だと目立たない

でもこのLARKはどうがんばっても目立ってしまう

 

なんせ他人のものだから

宅飲みをして忘れていかれたLARK

タバコは吸わない私の家にはLARKの居場所はない

 

LARKが異様な存在感を放つ

まるで大学の講義室に赤ん坊が座って話を聞いているようなそんな存在感

 

あぁここは私の世界が埋まっている場所なんだなぁと他人のLARKによって認識出来た

いつもは気にしない部屋をもう一度眺めて

ため息が出た 歯磨き粉も出た

あわてて洗面所へ行く

 

鏡に映った自分の顔を見て

なんだか言いたくなった

おかえりって

ここは君の居場所なんだって

 

第3次反抗期

実家に帰りたくない。

 

家族が嫌いなわけじゃないけど

両親の近くにいるのはしんどい

育った環境に戻って知り合いに会う度に聞かれる近況

 

疲れる

 

いい子だったのにーって…

いや、大人からのいい子って都合のいい子手のかからない子供でしょうよ

 

そりゃ子供の頃に我慢してニコニコヘコヘコしてたら

そんなクソみたいな環境から抜け出したら

反抗期イヤイヤ期炸裂だよ?

 

だから外歩いてて反抗期MAXみたいな子を見るとホッとして

すごく聞きわけのいい子を見ると不安になる

まぁ勝手に人の心配すんなって感じだけども

 

いい子ってちょっとのわがままも押さえつけられるからさ

こんなクソッタレに成長しないように祈るしかできない

 

何がいいか悪いかなんて教育は分からんけど

とりあえず家には帰りたくないし親とも程よい顔の見えない距離が一番いい

 

そんな、第三次?反抗期な今日この頃

年々白くなる理由

私は小さい頃から外で遊ぶのが好きな女の子だった

そして誰よりも負けず嫌いで

体育祭の前の1ヶ月ほど前から走っていた

中学から修道院に入って、学校の体育以外外の日を浴びなかったが

少ししか白くならず高2の夏に転校した

 

ハンドボール部に入り外での練習のおかげで

焦げパンと呼ばれるようになり

それから部長になってさらに自主練に気合が入っていた…

 

とにかく黒い生活を送ってきた

 

大学の部活は室内だったけれど試合とかで外でのアップや登下校や遊びに行く際の自転車移動で少し落ち着いたぐらいでまだ黒かった…

 

それが最近めっきり白くなったなぁと思う

白いって言われるし…

 

単純に外に出なくなったのと長袖を愛用していたことが要因だと思う

 

でも私は

白くなった自分から何かが抜けていったように感じるのだ

自分から何かが抜けて白くなった

それは魂のような大切なもの

 

たくましく筋肉がつきいい色をしていた腕は

元々細いため白く細いもろそうな印象を与えるようになった

弱く見せたくない私には悲しい事実…

 

抜けていった大切な何かを探そうと今日も鏡を睨みつける

夢に出てきた親友の話

私の親友は中3の春に亡くなった

そんな彼女の夢を見た(数日前に)

 

本当は彼女は死んでなかったという夢で

私は一生懸命彼女は生きているんだと主張していた

死んでなかったんだよ!!って学校の先生に言ったが誰も相手にしてくれなかった

 

二人で海に行った時の映像になり

遊んでいたら横に広い階段の数歩上から彼女が

こっちに来ちゃダメ!って必死にさけんでいた

 

私は大丈夫だよ!もうそんなことはしないからって笑いながら言った

それでも彼女は必死に叫んでいたらすごく悲しそうな顔をして

 

とても不思議な夢だった

たしかに今とてもしんどい時期で

人と話してるだけで泣きそうになるような自分がいて

でもその夢のおかげか全然死んでやろうなんて思わなくて

 

その夢の中で死ぬ恐怖を味わった気がした

死にたくなかった

多分彼女の本音なんだろう

なんで死んだんだろなーってまた彼女のことを思い出して落ち込む

 

双子だった

双子のようだった

考えも感じ方も双方の親が認めるほどに似ていた

職員室でも双子だと言われ

そんなかたわれに置いていかれ

彼女が見れなかった世界を背負い過ぎたのかもしれない

 

私は

私なんだ

それ以外の何者でもなく

親友の人生を預かってるわけでもなく

親の人生のやり直しをしてるわけでもなく

私は私の人生を生きようと

そう思えた夢だった

 

けど現実にはとても苦しいことが多い

決めても振り切れない親や親友

少しづつがんばろ

30分の電話

バイト後に

気になってる人によく行く店に行ってますか?って

ラインを送った

 

残念ながら長野出張でした…

そしたらなんと電話が!

 

帰りながら電話をした

 

あぁ力になりたいなぁとひたすら思った

 

電話をしただけで

あぁ好きだなぁと思う

 

会ったら尚更支えたいなぁと思う

 

何気なくクリスマスの話になって

そういや24なら空いてますよ!って言ったけど

24は一か八かで空けていた

その話を自分からする勇気もなく

自然にそんな話になったからほっと一息

 

ふと考える未来にはあたりまえのように彼がいて

自分は転勤に対応できるように資格のある仕事をしようとか

子供が出来てもし単身赴任になるなら長崎に帰って育てたいなぁとか

 

まだ全然付き合えてもないし

彼からしたらただの友達かもしれない

でも

でも

それでもこんな気持ちになったのは22年生きてて初めてだ

 

大体は好かれて好かれてるから付き合ったり好きだと嘘ついたり

そんな付き合い方しかしなかったのに

 

なんだかちゃんと恋をしているなぁと思うんですよ。

 

でもだからこそどう出ていいかわからない

 

そう。

きっとこれが恋煩い