りんごの芯

思いついた事感じた事を言葉に ショートストーリーにしています。

あの子の気持ち

私には分からないあの子の気持ち
誰にも分からないあの子の気持ち

どうすりゃいいか分からなくて
ひたすら謝ってみたけれど
答えは返ってこない

試しに笑いかけてみたけれど
微笑みすら返ってこない

おーいと叫んでも
うんともすんともいわない

だんだん寂しくなってうわーんと泣いた
そしたらなんだかフワリと心が暖かくなった

あの子はずっと見ていてくれた
何を言っても返ってこないのは答える必要が無いから

倒れそうになった時に助けてくれる
そんなあの子は ずっとずっと私を見守ってくれているんだ

さようなら ごめんなさい ありがとう
いろんな気持ちを言えずに離れ離れになったとしても
きっとあの子の心には私がいて
私の心にはあの子がいる

限界

人に自分の気持ちを伝えるのが苦手で
今までずっと苦しんできた
悲鳴をあげているのに大丈夫だ大丈夫だと
引っ張り続けられ
結局限界が来てみんな気づく
だけどもいつも通りの私だからみんなすぐに元通り

死にかけても知らないふり
食べなくなっても知らないふり
自分の理想を押し付ける親
なんで相談しないのと言うけども
お前だから相談出来ないんだ……なんて
言いたくても言えない

私にとって親は最大の兵器
親が右と言ったら右を見て
左と言ったら左を見て

そんな感じで生きてきた
そんなのはもう終わりにしたい
ただそれだけ……なのに……

普通の人生多くの人が歩む人生を生きてきた
だけれどももうそろそろ私が私らしく生きさせてはくれまいか
誰かのために主に親のために生きてきた
金なら払うから
そろそろ自分のために生きてみたいんだ

夏といえばと考えてみたけれど
これと言って思い出がない

学校の宿題を溜めすぎて泣きながら徹夜で仕上げる(答え丸写し)する
そんな思い出

夏は人とくっつきたく無いけど
とても人肌が恋しくなる
特に心が弱っていると

夏の寂しさがふと押し寄せる
暑いのに変わりはないのだけれども

うーんと背伸びをしたついでにお母さんにピトリ
あっつい!と怒られたっけな

夏はアイスが充実している
だから割と好きかもしれない
誰でもアイスを買ってくれる
そしてお腹を壊す……

夏の暑さと
人生の気だるさにまけて
みるみる溶ける自分

家族という役割

家族とは一番小さな社会である
とよく聞くが正しくそうだと思う

母だから 子供だから お姉さんだから
そんな役割に縛られた家族
みんな役割に羽交い締めにされ
その役を一生懸命にやりきる

だから無理が生じる
社会なんだから ある意味他人なんだから
衝突は避けれないのに
役割に縛られお互いに歩み寄れずにいる

家族から離れ一人になり気づく自分という存在
自分という意識

母という役に縛られ
子供の将来まで背負わなくていいと思う
何をやりたいか何が好きかなんて
誰かが決めるものでもない

家族を嫌い
家族を作り損ねた人の独り言

真夜中のさんぽ

眠いのに
なんだか抗いたくて
結局寝れなくなったそんな真夜中

お腹がぐーとなり
あぁ生きてるんだなと思いながら
いろんな動画を見る
もちろん食べ物の

いろんな人がいろんな食べ物をたべている
唐揚げ ピザ ドーナツ アイス ケーキ
そんなカロリーの高いものこそ
人に必要な至福なのかもしれない

そんなこと思ってもお腹は満たされない
紺色に輝く空を見つめ
紺色のTシャツに着替え
黒いクライミングパンツを穿く
紺色の帽子をかぶり
深緑に白のマークが入ったスニーカーに足を入れる

キーケースをわすれて靴のまま家に上がる
マナー違反は時に心躍る……そんな瞬間を楽しみ
キーケースと財布を手に外に出る
しっかり鍵をかけ そっと眠らない部屋を後にする

スーパーまでキコキコ自転車を漕ぐ
シーンと静まった道路
にゃーにゃーと聞こえる子猫の声
律儀に仕事をこなす信号機
それを律儀に守る私

スーパーに入ると大きなワゴンを押し
大きなあくびをしながら働く店員さん
ここにも寝れない人たちがいた
独りじゃないと安堵した
そしたらもっとお腹が減った

よし、ここは
食べたいものを食べようと心に誓い
ばっさばっさとカゴに高カロリーで身体に悪そうなものを詰める 詰める 詰める

もう手がつけられないほどの食欲と
もうどうしようもないほどの後悔が
押し寄せてきた
だけれども私は負けずに詰める

心が満たされて
レジに向かった
レジにはボタンだけあり誰もいなかった

ファミレスで人を呼ぶようにボタンをポチ。
……。
もう一度ポチリ。
……。
まだまだとポチリ。
……。
誰も来ない

うーんこのままレジ抜けてやろうか
と思いながらも
ポチリ
……。

これが最後だぞと思ってポチリ
……。
2連打してやろうポチリポチリ
タッタッテトテト……
鈍くてだるそうな足音が聞こえてきた

お金を払えることにホッとして
リズムよくレジを通っていく物たちを見つめる
ピッピッ……ピッ……ピッピッ……ピッピッピッ
カードをカチャリとトレーに置き
一括で済ませる

もうこれらは私のものだ!
と心で叫びながら袋に詰める
あ、買いすぎた……なんて後悔してない……

だいぶ明るくなった空にちくしょーと叫んだ
私の寝れない夜は明けようとしていた
寝れない私は昨日に置いていかれた

真夜中の散歩が早朝の散歩になった

誰かのせいにしない 溜め込まない

私は人のせいにするのが嫌だった
だから我慢して我慢して我慢した
でもそうじゃなかった

人のせいにしなくていい人は誰かに分かってもらえてるから
誰かに大切にされているという自覚があるから
だとおもう

こういう考えに至ったのは

もう自分の怠惰さ無能さにどうしようもなくなって
周りの一つ一つの言葉に敏感になって
勝手に追い詰められて
それでもう人のせいにしてしまおうって思ったんです

でもふと思い出して過去に貰っていた恩師や母や姉の手紙を思い出して読み直しました
みんな私のことを知っていてすごく心配していました
何年か前に貰った手紙なのに
私はまだまだ成長しきれていないのだと
痛感しました

よく考えれば母は誰よりも私がやりたいと思うことを頑張ってやりなサイト
後押ししてくれていました

姉はいつも私の良き理解者でいてくれました

そんな家族を言い訳に逃げようとしていたのだと思うと
本当に情けないと感じています

そしていつも空回ってしまう私のために恩師はぼちぼちでいいんだ
と背中を叩いてくれていました

私は独りで抱えて悩んで独りで解決してると思っていたけど
私は多くの人に大切にされているからこうやって立ち直れることを知った

独りだと思っていた自分を恥じ
そばに居てくれるいろんな人に感謝したいと思った

親と子の関係

親と子の関係は
とても近くて深く複雑であるために
度々すれ違いが起こっている

子供にとって親は教えてくれる最初の人間で
親という存在はどこかに常にいるのだ
自分の中に親を見る時があるのだ

私はアダルト・チルドレン
それでも親を気にせずにはいられない
親がどう思うか親は……親は……と

だからこそ大学進学をしてしまった
高校を出て働きたかったが親が大学を進めたから……
今でこそ自分の意思をしっかり持ってるが
高校生の私には親はとても怖いものだった
機嫌をとらなければ……喜ばせなければ……と
常に考えていた

結果進学したのだが……

人間には向き不向きがある
私はバイトはどこに行っても優秀で褒められるが、勉強は何をやってもよく分からない(やる気が出ない興味ない)
その逆もいるはずだ
頭がいい学校に行ってるにも関わらず仕事が出来ない人たち

学歴社会において後者の人たちは差別されがちだ
学歴社会だからこそ仕事が出来ないとボロくそに言われる

話が脱線したので元に戻すと

私は勉強向きではないのだ
それを高校生の私は知っていた
だけれども親によって意見を変えてしまった

親は子供に過剰に期待しないでほしい
ゆうてあんたの子やで?
たかが知れてるやん?
って感じなんですよ

特に母に似ている私の事を
母がここまで口を挟むのも
自分が失敗したからこそ似ている私で挽回したかったのだろう

そういう期待も世間的を気にする性格も知っていたので
どうすることも出来なかった

なので、もし卒業出来ないとなったら
私は彼女らに逆襲をする

退学をして(4年通ったのに←)
田舎に移り住み
仕事をする
忙しくすることでほぼ家に帰らない

親の期待は子供のスペック以上求めると
子供から逆襲されます

父は親を早くに亡くし
実家はおじさんがいるらしいですが
社会人になってから一度も帰ってません

そんな父の遺伝子も兼ね備えているな……
と思う私でした

願うことならば卒業したい
これは本当に……(退学手続きや内定先へ電話するのがめんどくさいから)

子供を持つ親に伝えたい
子供はあんたの子だ
あんたが嫌だと思うこと重いと思うことは
子供もそう思うし
世間より子供の長所を見てあげてくれ……