りんごの芯

思いついた事感じた事を言葉に ショートストーリーにしています。

夢の力

友人から連絡が来ました

私の子供の夢を見たんだと

その子は9週で中絶をしていた子で

内容は

手術をし、血のついたままのごくごく小さい子供を見せられ

その後に、実際に生まれていたらその子は1ヶ月ほどになるが、そのぐらいの大きさのケースに入った上半身のみの赤ちゃんを渡された

その子は健太郎と名付けて可愛がった

 

健太郎君の事は知られてはいけないようで

ケースからひょっこり頭を出した健太郎君に彼女は健太郎!!!と怒鳴ったそう…

その時の健太郎君のキョトンとした顔を見て心が傷んだそうです

こんなにも愛しているのに怒鳴ってしまったこと

でも子供を守りたかった一心で怒鳴ったという親の気持ち

 

夢はそこまでだったのだが

ネットで9週の子を調べたら見事に夢で見たサイズでとても驚いたそうだ

 

彼女は今子供のことで悲観したりとても落ち込んでいたわけではなく

なぜ夢にで出来たのか理解出来なかった

それは単純に子供が会いに来たかったからかもしれない

 

夢に深い訳は無くても深い安らぎをもたらす

そう思った

あった事の無いわが子と対面し怒ることが出来る幸せは夢でしか叶えられないのだから。