りんごの芯

思いついた事感じた事を言葉に ショートストーリーにしています。

ウミツキ ミドリちゃんの話

すごく体調が悪い中

夢を見た

 

私は元々いた寮にいて(女子校の女子しかいない寮)

そこに来訪者が現れた

割と小さい小太りな女の子

「うみつき みどりちゃんいますか?!」

って名前も名乗らず言い始めた

十人そこらの寮だったので名前を知らない子は居ないはずなのに

その子がここにいるはずだって言っていて

 

慌ててシスターと名簿とか探したけど

やっぱりそんな子は居なくて

居ないねぇって夢は終わったんだけど

 

例の友人が

手術のために前処置をしに行ったらしいんだけれど

流産していたらしく

その夢の話したら私も女の子だと思ってたんだって言ってて

 

すごく驚いた

私の息子に友人の子迎えに行ってあげてねーって言ったから

早く迎えに行き過ぎたのかもしれない

と思って息子のせっかちさに笑ってしまった

けどそれは息子の父親に似てる気がしてまた笑えた

 

中絶に賛否両論あると思うけど

それで産んでちゃんと育てなかったらまた批判されてって

しかもシングルには行きにくい社会

 

命は大事だよ

でもそこの中には母と子しか分からない何かしらのやり取りがあると思う

そうして選んだ選択に文句を言えるのは

きっとその子供の父親ぐらいだと思う

 

経験しないとわからないけど

経験して欲しくない

だからといって批判もして欲しくない

 

そこには誰にも見えない母と子のストーリーがある