りんごの芯

思いついた事感じた事を言葉に ショートストーリーにしています。

6畳の私の世界

6畳にすっぽりと埋まっている私の世界

全ては私に必要なもの

ベットにバーテーブルに本棚と所々に置かれている本達

歯磨きをしながら部屋を見渡す

 

なんだか違和感を感じる

ぱっと目に留まったのはサイドテーブルの上に置かれていたLARK1ミリの箱

白いサイドテーブルに白い箱普通だと目立たない

でもこのLARKはどうがんばっても目立ってしまう

 

なんせ他人のものだから

宅飲みをして忘れていかれたLARK

タバコは吸わない私の家にはLARKの居場所はない

 

LARKが異様な存在感を放つ

まるで大学の講義室に赤ん坊が座って話を聞いているようなそんな存在感

 

あぁここは私の世界が埋まっている場所なんだなぁと他人のLARKによって認識出来た

いつもは気にしない部屋をもう一度眺めて

ため息が出た 歯磨き粉も出た

あわてて洗面所へ行く

 

鏡に映った自分の顔を見て

なんだか言いたくなった

おかえりって

ここは君の居場所なんだって