りんごの芯

思いついた事感じた事を言葉に ショートストーリーにしています。

仮面と素顔

「かっこいい人」「面白い人」「部活頑張ってる人」

卒業を控えた私たちに渡された評価表ならぬ卒業生への文集的なもの

見事に3つのトップスリーにランクイン 写真写りは最悪

 

順位をつけられた

 

また順位をつけられた

 

良かった…載っていてそう思った

 

でも苦しくなった

私はかっこよくも面白くも頑張ってもいなかった

卒業近くなって先輩好きですみたいな女子校特有の手紙やDM

 

なぁ君らが好きな私って自分で死にかけた私?自分で自分を傷つける私?

精神科に行ってカウンセリング時間ずっと黙ってる私?

 

違うよね

 

でもこれが本当の私なの

 

部活の寄せ書きだって

先輩のおかげで楽しく部活できたとか面白かったとかみんな同じ文

 

誰か私を見て本当の私をちゃんと見てって言いたかった

親でさえも見てくれない 私を 見て

 

でも結局上っ面で積み上げた人脈

卒業して地元を離れたらパタリと連絡は無くなった

 

そんなもんなんだけどどの関係も

結局怖くて嘘をつく

 

実際自分のこの性質は受け入れられないことの方が多い

 

勇気をだして言ってみても

実際自分に被害があるとみんな避けていく

ただ受け止めてくれればいいのに

 

ただ大丈夫だよと言ってくれればいいのに

 

誰かの言う可愛いも誰かの言う好きだよも

どの自分が可愛いと思ってどの自分を好きなのか分からないから怖い

 

もう捨てられたくなくていい子にしても

限界はくるふっと意識が遠のいて私が暴れている

あーやっちったなあーあって見てる私

 

我に返って必死に謝る 

またやってしまったという罪悪感と自分への憎しみを込めて

私は仮面を沢山被った人形だ

 

ただその人が好きならば

もうその人の幸せを願うしかきっと私には出来ないんだろう

この手でこの気持ち全てで誰かを幸せになんてできない

 

明日起きたら病院に連絡して

きちんと言ってもらおう

お前はおかしいって

そしたらそれを盾にして好きな人をはねかえそう

大切な人をはねかえそう

 

ちゃんと好きになるということ

大切な人は失ってはいけないこと

たくさん学べた

きっといい人生だったんだと思う

たくさん人を傷つけて私だけ学んで本当に

 

クズだなぁと

 

でも私なりに進むしかない

明日朝起きたら